『任侠ヘルパー』キャバ嬢役の夏帆は「あれ?浮いてる?」と苦笑い

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『任侠ヘルパー』キャバ嬢役の夏帆は「あれ?浮いてる?」と苦笑い

草なぎ剛主演で人気を呼んだテレビドラマの映画化『任侠ヘルパー』の初日舞台挨拶が、11月17日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。草なぎ、安田成美、夏帆ら豪華キャストと西谷弘監督が登壇。草なぎは「とても思い入れのある作品で、本当に嬉しい気持ちと、ドキドキワクワクして何とも言えない気持ちです」と挨拶。鮮やかなオレンジのワンピースで登壇した夏帆は、「私一人、衣装が浮いていて、茜みたい」と、劇中で演じたキャバ嬢の役柄を引き合いに出して苦笑いした。

登壇したのは、草なぎ剛、安田成美、夏帆、風間俊介、香川照之、子役の大森絢音、秋本黎、西谷弘監督。草なぎ剛は、元極道者の老人介護ヘルパー・翼彦一役を演じた。「3年前にテレビドラマがあって、ここまで監督とディスカッションした役はなかったです。彦一は心のどこかに居座っている役。僕にとって特別な役です」。共演した安田は「草なぎさんがいつも意外性を見せていただいて、楽しかったです」と語ると、香川も「瞬発力がすごい」と絶賛した。

彦一の子分役の風間は、草なぎと同じジャニーズ事務所の後輩でもある。風間が「よくよく考えると先輩なんですが、成次というキャラクターのまま接し、ぐいぐいとアタックしたけど、すごく温かく迎えてくれた」と語ると、草なぎも風間について「お芝居もトークも上手で、実力も僕より上。コントもできてすごい」とほめたたえた。風間は「今、謙虚なふりをしていますが、僕の鼻は三軒茶屋の方まで伸びています」とおちゃめに答えた。

今回、派手なキャバ嬢役にトライした夏帆は、「髪も染めてメイクもバッチリで。現場にすっぴんで行くのがすごく恥ずかしかったです。裸を見られているような気持ちになるくらいで」とコメント。最後に、介護施設「うみねこの家」でお年寄りの入居者役を演じた6人も参加し、三世代に渡るフォトセッションを行った。

草なぎ剛のドスの利いた声や熱演が光る劇場版『任侠ヘルパー』。最後に草なぎは「一生懸命生きている感じが伝わると思いますので、その情熱を受け取ってください」と締めくくった。確かに見終わった後、彦一の勇姿に熱いものがこみ上げてくる力作だ。【取材・文/山崎伸子】

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