レニー・クラヴィッツがマーヴィン・ゲイの伝記映画で初主演

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レニー・クラヴィッツがマーヴィン・ゲイの伝記映画で初主演

レニー・クラヴィッツが、『Midnight Love』(仮題)で、伝説のR&Bシンガーの故マーヴィン・ゲイを演じることになりそうだ。

1984年に44歳の若さで、口論していた父親が発砲した拳銃に倒れたマーヴィン。その波乱に満ちた生涯は、これまでにも映画化の話が持ち上がっており、マーヴィン役にウィル・スミスやテレンス・ハワードの名も挙がっていたが、実現には至らなかったという。また昨年、キャメロン・クロウ監督が降板したことで企画が頓挫したが、『セックス・ピストルズ 勝手にやったぜ!』(08)などで知られるジュリアン・テンプル監督とレニーのタッグによって、復活することになったという。

「レニーは、これまでにも『プレシャス』(09)や『ハンガー・ゲーム』(12)、そして『ハンガー・ゲーム2 燃え広がる炎』(全米2013年11月22日公開、異本公開時期未定)にちょい役ですが出演しているので、役者としての経験もありますが、遂に主役の座を手にすることになったようです」と、関係者がイブニング・スタンダード紙に語っている。

物語は、税金を逃れるために住んでいたベルギーで、1982年にレコーディングされた生前最後のアルバム「Midnight Love」を中心に描かれる。ドラッグや離婚問題など、波乱に富んだ人生で一度は沈みかけたマーヴィンの復活作でもあり、マイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーを押さえてグラミー賞を受賞している。

ジェイミー・フォックスが『Ray レイ』(04)でレイ・チャールズを演じて第77回アカデミー主演男優賞を受賞したように、伝説のシンガーを演じるチャンスに恵まれたレニーも、本作が公開されればアカデミー賞レースに参戦することになるかもしれない。【NY在住/JUNKO】

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