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今度のユアン・マクレガーは冴えない中年男に!

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今度のユアン・マクレガーは冴えない中年男に!

『スラムドッグ$ミリオネア』(08)の脚本家サイモン・ボーファイと『ギルバート・グレイプ』(93)のラッセ・ハルストレム監督が、人生に悩む全ての人に贈る、笑いと涙の感動作『砂漠でサーモン・フィッシング』(12月8日公開)。この度、主演のユアン・マクレガーのインタビュー映像が公開された。

本作は「砂漠の国で鮭釣りがしたい」という無理難題を与えられた水産学者が、イギリスと中東との緊張緩和を目的に、国家プロジェクトに発展したこの夢物語を実現させるために奔走する姿、プロジェクトに関わる人間たちの恋や友情を、ユーモラスかつ感動的に描く人間ドラマだ。

壮大な夢とは無縁の人生を送ってきたジョーンズ博士を演じたユアン・マクレガーは、「一見、つまらない仕事をしている。でも、とても仕事熱心だ」と役柄について語る。ユアンと言えば、『トレインスポッティング』(96)でブレイクして以来、『スター・ウォーズ』シリーズ、『ムーラン・ルージュ』(01)、『ビッグ・フィッシュ』(03)など、多彩な役柄で数々の賞を受賞し、演技派俳優としてその名が知られている。そんな彼が今回挑んだ役どころは、釣りだけが取り柄の不器用で、どこか愛らしい冴えない中年男。その中年男が信じる力を取り戻し、人生の素晴らしさに気付く様を見事に演じ切っており、新たなユアンの魅力に触れることができる。

そんなユアンの中年男ぶりに愛しさと深みを持たせたのは、人間ドラマの傑作を数々生み出してきたラッセ・ハルストレム監督だ。ユアンは監督について、「観察力があって何が必要かわかっている。無駄なシーンの撮影がないんだ。撮影もとてもスムーズだ。素敵で素晴らしい人」「ラッセ監督が作る現場の空気がとても気持ち良い。冷静で落ち着いているから、みんなにとって良い現場だ」と語っている。監督の現場作りの巧さと信頼感からもたらされた本作のユアンの演技は、史上最高の演技と言っても過言ではない。ありえないプロジェクトに立ち向かうユアンの冴えない中年男ぶりと、笑えて心温まるドラマを是非スクリーンで見てもらいたい。【Movie Walker】


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