故ヒース・レジャー、バットマン出演を断っていたことが発覚!
大ヒット作でクリストファー・ノーラン監督の『バットマン』シリーズ第2弾『ダークナイト』(08)でジョーカーを演じた故ヒース・レジャーが、シリーズ第1弾『ダークナイト ビギンズ』(05)の出演を断っていたことがわかった。
「ヒースに『ダークナイト ビギンズ』の出演をオファーしたが、彼は全く興味を示さなかったんです。とても丁寧な対応だったけれど、でも『私はスーパーヒーローの映画に出演するつもりはありません』と言われました。でも、『ダークナイト』のジョーカー役に興味を持って、気持ちが変わったんです。ヒースは何ヶ月も役作りに専念していました」。
「まるで取り憑かれたようにジョーカーにはまっていて、まだ脚本ができていないうちから準備に入っていたので、もし脚本が気に入らなかったらどうなってしまうのだろうと思うと、気が気ではありませんでした。結果的には脚本をとても気に入ってくれたので、ほっとしたのを覚えています」とクリストファー監督がIndieWire.comのインタビューで語っている。
断られても諦めずにヒースに執着した監督の思いは伝わり、アメコミ映画の悪役にもかかわらず、ヒースはこのジョーカー役で第81回アカデミー助演男優賞をはじめとして、各賞を総なめにしたが、皮肉にも同役にのめりこみすぎたことから睡眠生涯に陥り、薬物の過剰摂取により2009年1月22日に28歳の若さで死亡している。【NY在住/JUNKO】
作品情報へ