『ホビット 思いがけない冒険』UKプレミアにウィリアム王子が出席!監督、キャストと言葉を交わす
J.R.R.トールキンの小説を『ロード・オブ・ザ・リング』トリロジーを手がけたピーター・ジャクソン監督が映画化した第一弾『ホビット 思いがけない冒険』(12月14日公開)。本作のUKプレミアが現地時間12月12日、ロンドン・レスタースクエアで行われ、ウィリアム王子とピーター・ジャクソン監督、主演のマーティン・フリーマンなどキャスト、スタッフが登場した。
気温1度という寒い中、緑のカーペットに降り立ったキャストたちはまず丁寧にファンサービスを行い、さらに集った報道陣の質問に答え、ホビットの家のセットの壇上で挨拶した。この日は、英国王室主催チャリティーイベント「ロイヤル・フィルム・パフォーマンス」2012も実施され、ロイヤルプレミアという特別なプレミアとなった。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのファンだというウィリアム王子について、イアン・マッケランは「他のプレミアとほとんど変わらないように感じるけれど、ウィリアム王子は『ロード・オブ・ザ・リング』のファンで、だからこそ本作を見たいと言われたと聞いている。我々にとって映画制作が楽しかったのと同じくらい、彼にもこの映画を楽しんでもらえればと思う」と語った。ピーター・ジャクソン監督は「(ウィリアム王子が)ここに来てくれたファンの間に入っていただけないのは残念だけれど、彼はファンだと聞いている。あとでお会いする時に、彼がどれだけ熱心なファンなのかわかるはずだ。楽しみだよ」と期待を寄せ、その後、ウィリアム王子と映画製作者一人、一人が言葉を交わす一幕もあった。
ケイト・ブランシェットは「私が見た時、とても面白くて、元気が良い、愉快な作品だと思ったの。ドワーフたちとホビットの間の仲間意識が感じられ、ピーターが持つユーモアのセンスが反映されているのは確かだわ。恐怖、風景の美しさなども盛り込まれていて、映像もとても美しい」、マーティン・フリーマンは「スリル、アクション、笑い、恐怖、そして素晴らしいバトルシーンだね」と本作の見どころをそれぞれ紹介した。一番の思い出を問われたマーティン・フリーマンは、「イアン・マッケランの自宅に集ったことだ。彼は良い人だよ。飲んで、食べて、とても良い気分だった。彼は本当に人をもてなすのがうまいんだ」と明かしてくれた。
日本のファンに向け、イアン・マッケランは「我々は皆、幸運だと思うね。というのも、本作はホビットシリーズの一作目で、来年の今頃には二作目、そして再来年には三作目が予定されているから、中つ国がこれからもたくさん見られるよ。本作を楽しんでもらえたらと願っている」とメッセージを送った。そして、12月1日に来日したマーティン・フリーマンは、「とても楽しかったよ。日本は大好きだ。東京は最高だし、とても楽しい時を過ごすことができたよ」と振り返り、「東京でのプレミアでお会いできなかった皆さん、ごめんなさい。是非、映画を見に来てね。僕たちが楽しんでこの映画を作ったのと同じように、皆さんに本作を楽しんでもらえたらと思うよ。近いうちに是非、また日本で会おうね!」と笑顔を見せ、またの来日を期待させる言葉を残してくれた。【Movie Walker】