白タキシードのあの男がムーディ封印で新境地!
再生可能エネルギーを応援するため、かつて一世を風靡した芸人たちが結成した“再生可能ボーイズ”。いわゆる“一発屋芸人”と呼ばれる5人のユニットなのだが、メンバーの一人にぼんやりと再生の兆しが見えてきた!?
その一人とは、白いタキシード姿にきっちり横分けヘア、「チャラチャッチャッチャラッチャ♪」というメロディでおなじみのムーディ勝山だ。あのムード歌謡ネタの記念すべき初披露から7年目となる2013年、3つのストーリーからなるオムニバスファンタジー『同じ星の下、それぞれの夜』(公開中)で、彼が初主演を務めているのだ。
日本を飛び出した日本人3人が、同じ時間にタイ、フィリピン、マレーシアで体験する小さな奇跡を描く本作。ムーディが主演を務めた冨永昌敬監督作『ニュースラウンジ25時』は、ムーディ演じるテレビキャスターが、別れを切り出した恋人の愛を取り戻そうと、日本からフィリピンへの日帰り旅行を繰り返すというもの。
劇中ではヘアスタイルこそ横分けながら、ムーディな白タキシードは脱ぎ捨て、ラフなTシャツでフィリピンを奔走!例のあのメロディは右から左へ受け流し、男の心に生じる変化をシリアスな演技で表現してみせる。本業よりも先に観客のハートをがっちりつかんでしまうかもしれない、ムーディの新境地は必見(!?)だ。
その他にも、タイが舞台の富田克也監督作『チェンライの娘』には、「あるある言いたい♪」でプチブレイク中のレーザーラモンRGがカメラマン役で登場。また、マレーシアが舞台の真利子哲也監督作『FUN FAIR』には“マレーシアの芦田愛菜”と呼ばれるキュートな子役スン・ジェニーも出演している。3編それぞれがユニークなキャスティングなのでそこに注目してもらいたい。【トライワークス】
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