車と言えばこの俳優!?世界最速公開で観客を助手席に
ハリウッドの人気俳優ポール・ウォーカーといえば、やはり『ワイルド・スピード』シリーズが思い浮かぶ。2001年の第1弾以来、第3弾を除く4作で主演を務め、シリーズ最新作第6弾『ワイルド・スピード EURO MISSION』(7月公開予定)にも登板。そんな彼が待ち切れなかったのか(!?)、新たなカーアクションを自らプロデュース。主演も兼任した意欲作『逃走車』が2月23日より世界最速で日本公開されている。
舞台は世界で最も治安の悪い犯罪都市の一つ、南アフリカ共和国にあるヨハネスブルグ。ポール演じる主人公が別れた妻に会うため、手配していたレンタカーに乗車したところ、何者かによる襲撃に遭う。車内には見覚えなのない携帯電話、拳銃、そして縛られた女性の姿が。混乱しながら世界最凶都市を逃走する主人公の運命やいかに!?
『ワイルド・スピード』シリーズ同様、ポールは本作でもカースタントのほとんどを担当している。自動車が反転、炎上と迫力のカーアクションも満載なのだが、注目すべきは『ワイルド・スピード』にも劣らない臨場感だ。主人公が運転する乗用車の助手席にカメラを積み、冒頭から最後まで全編にわたって、この車載カメラの視点で撮影。つまり観客はまるで助手席に座り、主人公と共に逃走している気分を味わうことになるのだ。
斬新なカメラワークはもしや、『ワイルド・スピード』でひらめいたアイデアなのでは?さらに全編が車載撮影ということは、カメラの予算も抑えられる?など、思わず勘ぐりたくなるかもしれないが、どうやらポールが車に執心なのは間違いなさそうだ。観客体感型リアルソリッドカーアクションで、ポールの並々ならぬ意欲と共に、並々ならぬ“車愛”を体感できそうだ。【トライワークス】
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