おめでた婚の野波麻帆、初の濡れ場に「ガツンと脱いでおります」

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おめでた婚の野波麻帆、初の濡れ場に「ガツンと脱いでおります」

阿部寛や小泉今日子ら豪華スター共演のラブストーリー『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(1月26日公開)の舞台挨拶が、1月8日に新宿バルト9で開催。阿部、小泉、野波麻帆、風吹ジュン、忽那汐里、大竹しのぶ、行定勲監督が登壇した。阿部は女優陣に囲まれながら「僕一人がこんな贅沢な思いをするとは思いませんでした。僕はこの映画で、皆さんの魅力を引き出すナビゲーターです」と照れながら挨拶した。

本作は、恋多き女・艶の死を巡り、周りの人々の心がざわめくという愛憎劇。劇中で、荻野目慶子と修羅場のような女のバトルを繰り広げた小泉今日子は、「長いシーンだけど、1シーン1カット。一回で終わると思っていたら、着物が3着用意されていました。きっちり3回戦やって、次の日、激しい筋肉痛になりました」と激白。大竹が「何時間かかったの?」と驚くと、行定監督は「そんなにかかってないですよ」と弁解しながら「7、8時間くらいです」と苦笑いした。

本作で岸谷五朗と全裸の濡れ場を演じた野波は、「信頼する行定監督のもとで、ガツンと脱いでおります」ときっぱり。すると、風吹が「野波さんの脱ぎっぷり、立派でした」と賞賛した。野波は「濡れ場が3回あって、覚悟して望まねばと思いました」と言いながらも、「すごくリラックスしてできました。岸谷さんの隣で素っ裸で寝てしまったりもしました」と、肝の据わりぶりを語った。

また、役作りで10kg減量したという阿部について、行定監督は「1カット目の阿部さんの顔を見て、この映画にかける情熱が見えたのは映画ならではのことです」とねぎらった。本作の撮影前に舞台「シンベリン」で共演していた大竹も、「別の人になっていました。阿部ちゃんどこ?って思って。感動しました」と阿部のプロ根性を称えた。

ディープな恋愛模様を綴った『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』。阿部は「それぞれの色々な愛の形が出ています。見終わった後、愛って何だろうな?って思ってもらえれば嬉しいです」と締めくくった。同じことを行定監督も言っていたが、観賞後、確かに誰かと恋愛談義をしたくなる、そんな大人のラブストーリーだ。【取材・文/山崎伸子】

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