大女優・松坂慶子が白塗り極長まつ毛で暴れ回る!

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大女優・松坂慶子が白塗り極長まつ毛で暴れ回る!

日本アカデミー賞主演女優賞に3度輝く大女優・松坂慶子。かつては松竹の看板女優として一世を風靡した彼女が、人気特撮シリーズの劇場版第2弾『牙狼 GARO 蒼哭ノ魔竜』(2月23日公開)に出演し、敵キャラとして強烈なインパクトを放っている。

松坂慶子が演じるジュダムは、“約束の地”という異次元の世界を支配する悪の女王。綺麗なものをこよなく愛し、奔放でおっとりとした性格をしているが、飄々とした口調で誰彼かまわず殺してしまう危険な存在だ。人を魔物から守るために“嘆きの牙”を探しにきた主人公・冴島鋼牙(小西遼生)は、人間界を滅ぼそうとするジュダムの企みを耳にして、激しい戦いを繰り広げていく。

そんな松坂慶子の劇中のバトルシーンは必見だ。今年で還暦を迎える彼女だが、役者人生初となるスタントなしのアクションシーンに挑戦しており、主人公を片手で抑え込む肉弾戦やワイヤーアクションでの素早い身のこなしなど、60歳という年齢を感じさせないほどダイナミックな動きを披露している。また、白塗りの顔に極長のまつげ、モード感のある派手なドレスに身を包むなど、そのビジュアルも一度見たら忘れられないほどのインパクトだ。

かつて、原口智生監督の特撮時代劇『さくや 妖怪伝』(00)で土蜘蛛の女王役を演じた経験などはあるものの、近年は『綱引いちゃった!』(12)や『僕達急行 A列車で行こう』(12)での“親しみやすいオバちゃん”といった役柄が比較的多かった。本作の松坂はそんなイメージからかけ離れた、非現実的で強烈な印象を放っており、本気の女優魂が伝わってくる。45年という長きにわたる役者人生の中でも、異色の役に挑んだ彼女の姿は必見だ。【トライワークス】

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