ベン・アフレック監督が早くもアカデミー協会にリベンジ!
現地時間1月10日に発表された第85回アカデミー賞ノミネーションで、監督賞にベン・アフレックの名前がなかったことは、関係者や映画ファンにとってもショックな出来事となったが、アカデミー史上、指折りの衝撃事件とまで言われ始めている。
もちろん、ベン本人が一番ショックを受けたに違いないが、その夜に行われた第18回放送映画批評家協会賞でベンは、スティーヴン・スピルバーグ監督『リンカーン』(4月19日公開)を下し、『アルゴ』(公開中)で作品賞、そして監督賞を受賞するという快挙を成し遂げ、悲喜を経験するめまぐるしい一日となった。
ベンはアカデミー賞ノミネートから落選したことにコメントを出していなかったが、放送映画批評家協会賞の授賞式に登壇すると、開口一番に「ありがとう、アカデミー!」と挨拶。その後、「冗談ですよ。大事なのはこちらです」と笑顔でアカデミー賞にノミネートされなかったことを皮肉った。
会場からスダンディングオベーションで迎えられたベンは、見事にアカデミー協会へのリベンジを果たしたわけだが、アカデミー賞の前哨戦とも言われる同賞の受賞と、さらに現地時間1月13日に発表された第70回ゴールデングローブ賞でも監督賞と作品賞をW受賞したことで、釈然としない第85回アカデミー賞監督賞ノミネーション落選事件論争はますますヒートアップしそうだ。【NY在住/JUNKO】
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