またまた恐竜ブーム再来か!?2013年は空前のダイナソーイヤーに!

映画ニュース

またまた恐竜ブーム再来か!?2013年は空前のダイナソーイヤーに!

1990年代、世界は恐竜に湧いていた。このブームを牽引したのは、スティーヴン・スピルバーグ監督『ジュラシック・パーク』(93)だ。この作品は全世界で900億円以上の興行収入を記録し、文字通りのモンスター映画となった。その後も、続編『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』(97)や『ダイナソー』(00)など、CG技術の向上もあって、ひと昔前までは映像化困難だった、リアルな恐竜が暴れ回る映画が大流行したものだ。近年は下火になっていたこのブームだが、2013年に再び火がつこうとしている。 

2013年は恐竜を題材にした作品が目白押しで、3月16日(土)に公開される『ダイナソー・プロジェクト』もその中の一本だ。未確認生物を追って消息を絶った探検隊の記録映像が発見され、そこには探検隊行方不明の全貌が写っていた、という物語が展開する。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(99)や『クローバーフィールド HAKAISHA』(08)で浸透したフェイクドキュメンタリー形式のファウンドフッテージ映画。ホラー作品に多いこのジャンルだが、恐竜と見事にマッチさせたのが本作の見どころとなっている。

そして待機作にも恐竜旋風を予感させるに十分だ。姿がティラノサウルスによく似た怪獣とロボットが死闘を繰り広げる『パシフィック・リム』(7月公開予定)、大迫力の恐竜が観客に迫ってくる3D映画『ウォーキング・ウィズ・ダイナソー3D(原題)』(12月公開予定)、さらに2001年以来の続編『ジュラシック・パーク4』の全米公開決定や、ディズニー・ピクサーの恐竜を題材にした新作情報など、かつて恐竜映画に一喜一憂していたファンにとっては待ち遠しい限りだ。

映画だけはない。スピルバーグが手がけた、白亜紀の地球が舞台となるSFドラマ「TERRA NOVA」も2月6日(水)よりセル・レンタルが開始される。1話当たりの製作費が10億円を超えるとも言われ、従来のドラマにはない豪華な恐竜の映像が話題となった一本だ。また、2月から放送を開始するスーパー戦隊の新シリーズまで恐竜をモチーフにしており、その名も「獣電戦隊キョウリュウジャー」。まるで1990年代の恐竜ブーム時の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」のようで、ブーム再来を予感させる!?

それぞれの描き方こそ違うものの、2013年は久々に恐竜にスポットが当たる年になる。ファウンドフッテージや3Dなど、描写の幅が広がっている昨今の事情からすれば、ブームを牽引するようなこれまでに見たことのない恐竜映画が製作されるのも時間の問題だ。恐竜ブームの再来は、地響きを立ててすぐそこまで来ているのかもしれない。【トライワークス】

作品情報へ