ジェシカ・チャステイン、良い人は疲れた!?ボンド映画の悪役に名乗り

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ジェシカ・チャステイン、良い人は疲れた!?ボンド映画の悪役に名乗り

『ゼロ・ダーク・サーティ』(2月15日公開)で第85回アカデミー主演女優賞にノミネートされているジェシカ・チャステインは、素晴らしい人物を演じるのに飽きてしまったそうで、007シリーズの悪役に名乗りを上げている。

“ジェシカの呪い!”と言われるほど、なぜか出演作が劇場公開されないという憂き目にあってきた過去を持つジェシカだが、2011年から突如、『ツリー・オブ・ライフ』(10)、『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(10)の2作品で各賞助演女優賞にノミネート、その頭角を表してきた遅咲きだ。2013年は『ゼロ・ダーク・サーティ』で、世界同時多発テロの首謀者であるウサマ・ビンラディンの捕獲・殺害ミッションで中心的な役割を果たしたCIAエージェントのマヤ役を演じ、オスカー大本命と言われるまで上り詰めた。

いわゆるハリウッドのセレブとは違い、普通っぽさが漂うジェシカには、これまでその風貌に合わせた普通の良い人の役どころが回ってくることが多かっため、ボンド映画の悪役など、これまでと違った汚れ役をやってみたいのだという。

1月18日に公開されたホラー『Mama』が、自らの主演作『ゼロ・ダーク・サーティ』を抜いて1位になったジェシカは、「ホラー映画も大好きなの。たとえば『エクソシスト』(73)、『ローズマリーの赤ちゃん』(68)とか、『ジョーズ』(75)、『アザーズ』(01)も好きよ」「ニコール・キッドマン、ナオミ・ワッツ、ミア・ファロー、ジミー・リー・カーティスとか、私が尊敬する女優さんたちは、みんなホラー映画で素晴らしい役を演じているでしょ。だから私ももっともっとホラー映画にも出演したいわ」と、The Playlistのインタビューで語っている。

多くの俳優が「悪役の方が演じていて楽しい」と口をそろえて言うが、『アベンジャーズ』(12)で悪役ロキを好演した恋人のトム・ヒドルストンの影響も大きいのかもしれない?

これまでのボンド映画では悪役は男性が演じてきたが、ジェシカが悪役を演じる日が来ることを期待したい。【NY在住/JUNKO】

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