アテンション!タイの飛行機ホラーがテイクオフ
2006年、フライト中の飛行機内で繰り広げられる数千匹ものヘビと乗客との戦いを描いた『スネーク・フライト』(06)が公開されて話題になった。間もなく公開される『ゴースト・フライト407便』(2月23日公開)はそれを上回りそうな一本だ。何とカンヌ国際映画祭での3D上映も決定しているという、タイ発の絶叫系パニックホラーなのだ。
バンコクからプーケットに向けて飛び立ったサンセット航空407便に、長期休職明けの美人キャビンアテンダントが搭乗。やがて、機内で次々に巻き起こる怪奇現象を目の当たりにした彼女は、10年前、フライト中に起きたある恐ろしい出来事を思い出す。
乗客の老婆が見えない、何かに怯えたり、若い女性が突然体を大きく揺らしたり、血まみれの不気味な人影が見切れたりと、海外版予告編では阿鼻叫喚の機内が確認できる。しかし、そこは上空3万フィートの機内。離陸したら最後、逃げ場はない。果たして乗客たちの運命は。そして、CAが407便に搭乗したのは、偶然なのか、必然なのか?
ヒロイン役を演じるのがマーシャ・ワタナパーニットという、国民的女優にして歌手だということもあり、タイ国内でのホラー映画歴代No.1ヒット(2012年10月31日現在)を記録。ポスターも恐怖で顔をひきつらせるCAや、呆然とする女性客、客席から伸びる骨になった足など、背筋も凍るビジュアルになっているが、“空とぶお化け屋敷。あなたも乗りませんか?”という、何とも軽いキャッチコピーがアンバランス?ほのかにB級感も漂いそうな飛行機ホラーの全貌は、搭乗してその目で確かめるしかなさそう!?【トライワークス】
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