ビンラディン追跡の裏側を描く『ゼロ・ダーク・サーティ』テレビスポット映像を公開
ジェシカ・チャステイン主演で、CIAによるオサマ・ビンラディン追跡劇の裏側を描いたサスペンス『ゼロ・ダーク・サーティ』(2月15日公開)。この度、本作のテレビスポット映像が公開された。
本作は一人の若きCIA女性分析官マヤを中心に、ビンラディンの居場所を突き止め、殺害に至るまでの経緯を赤裸々に描き出す。一切明かされなかったその事実に対して、全米公開後は本作の制作に全面協力したCIAによる国家機密の漏洩を問題視し、政治家たちが調査依頼をかける異例の騒動まで起こっている。
公開されたテレビスポット映像では、爆発やシールズ隊員による突撃シーンなどの迫力ある映像と共に、一人の女性の悩ましげな姿が映し出されている。目を疑いたくなる事実があぶり出され、この知られざる真実は膨大なインタビューから明らかになったものだ。
2006年、キャスリン・ビグロー監督と脚本家のマーク・ボールは、トラボラで失敗したビンラディン捕縛作戦についての映画を企画。ビグロー監督とマーク脚本により第82回アカデミー作品賞を受賞した『ハート・ロッカー』(10)完成後、2011年に製作が開始された。しかし、その年の5月1日にビンラディンが殺害されたため、脚本を一からやり直すことになり、数ヶ月にわたって関係者へのインタビューを行った。最終的にはほぼ全て、実際に事件に関わった人々の経験談を元に脚本を書き上げている。議論を呼んでいる拷問に関しても事実の一部と断言するが、個人情報が絶対にばれない配慮はなされているという。【Movie Walker】
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