『世界にひとつのプレイブック』に「正真正銘、笑えて泣ける!」など著名人から意外なコメントが

映画ニュース

『世界にひとつのプレイブック』に「正真正銘、笑えて泣ける!」など著名人から意外なコメントが

愛する人を失い、心が壊れてしまった男女がダンスコンテストに挑むことで心を通わせていく姿を描くハートフルムービー『世界にひとつのプレイブック』(2月22日公開)。本作は、ユニークな登場人物を演じたキャストの演技力とユーモアたっぷりに描いた掟破りのストーリー展開に「笑って泣ける!」と高評価を得ている。

公開を前に、本作を鑑賞した著名人からは「『笑えて泣ける!』って聞き飽きた宣伝文句だけど、この映画は正真正銘『笑えて泣ける!』。そして誰かを好きになりたくなる。ユー!誰か誘って見にいっちゃいなよ!!」(『モテキ』大根仁監督)、「絶体絶命から花咲く人生だってある!笑いながら涙があふれた」(精神科医・香山リカ)、「ちょっと駄目かなあっていうオープニングだったけれど、どんどん惹きつけられ、笑いあり、ラストには涙ありで大感動!!」(おすぎ)など、心が壊れてしまったふたりの出会いと再起の物語という、一見シリアスなテーマに思える本作とは思えない意外なコメントばかりが並ぶ。

本作が笑えるのは、ストーリー展開はもちろん、登場人物に大きく起因する。妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパット(ブラッドリー・クーパー)、事故で夫を亡くし、心に傷を抱えたティファニー(ジェニファー・ローレンス)。不器用ながらも手を取り合って前向きに立ち直ろうとするふたりとその家族、さらに彼らを取り巻く登場人物たちの予想不可能な行動や言動は笑わずにはいられないという。

デヴィット・O・ラッセル監督は、「彼らはフィルターがかかっていないから本当のことを語る。時には残酷で平坦ではないが、時に美しくもある。とにかく、このキャラクターたちの生き様を見るのは、間違いなく面白い」と本作の魅力を語る。また、「この物語には親近感を感じます。私には映画にもあるような躁鬱症の息子がいるので、小説を読んですぐに何かつながりがあると感じました。私も皆さんと同じように、感情的で、問題を乗り越えようともがく家族が好きです。そういう家族は真剣だからこそ、面白いんです」と、監督自身の息子が主人公パットと同じ躁鬱病であるがゆえの理解力から成り立った映画であることを明らかにしている。

いかれているけど愛せずにはいられない登場人物たちが巻き起こす型破りの展開に笑い、ラストで笑いが涙に変わる時、あなたの希望の光も見つかるかもしれない。【Movie Walker】

関連作品