実在する“障害者専門デリヘル嬢”の実情とは?
全国に348万人いると言われている18歳以上の在宅身体障害者。彼らを相手にする専門のデリヘル嬢がいるのをご存知だろうか?この職業をモチーフに、一人の少女の成長を描いたのが、3月23日(土)より公開の『暗闇から手をのばせ』だ。
本作の主人公は、「楽そう」という理由だけで障害者専門のデリヘル嬢になってしまった少女。だが、障害をネタに本番行為を要求する客や、自分の殻に閉じこもる青年などを前に、彼女は大きなショックを受けることになる。在宅の障害者の場合、家族も承知のうえでデリヘルを呼ぶことも多く、人によっては家族ぐるみの付き合いに発展するそうだが、本作に登場するお客たちは、もっと一癖も二癖もある人ばかりなのだ。
そんな本作でデリヘル嬢に扮しているのが、人気グラビアアイドルの小泉麻耶だ。これまでも『エレクトロニックガール』(09)や『Re:Play-Girls リプレイガールズ』(10)に出演し、女優としても一定の評価を受けてきた彼女だが、今作ではさらに難しい役どころに挑戦。様々なタイプの障害者に戸惑いながらも、少しずつ心境を変化させていく少女を好演している。
デリヘルに限らず、障害者の性の問題については、あまり表立った議論ができないのが現状だとか。そういう意味でも、簡単には触れにくい題材を真っ向から描いた本作に注目したい。【トライワークス】
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