小出恵介、内村監督から「私が女だったら抱かれたい」
『ピーナッツ』(06)以来、7年ぶりとなる内村光良の監督作『ボクたちの交換日記』(3月23日公開)。本作の完成披露試写会が、2月18日に新宿ピカデリー1で開催。伊藤淳史、小出恵介、木村文乃、川口春奈、ムロツヨシらキャスト陣よ内村監督、原作者の鈴木おさむらが登壇。交換日記ということで、それぞれがメッセージを交換し合い、和気あいあいとしたイベントとなった。
最初に、お笑い芸人ニッチェの江上敬子と近藤くみこが登場、前説を終えると、本作でお笑いコンビ“房総スイマーズ”を演じた伊藤淳史と小出恵介のふたりも乱入し、掛け合いを披露した。カミカミで焦りながら前説をするふたりに会場は大爆笑!
その後、改めてふたりが登壇。伊藤は漫才について「すごい練習しました。2ヶ月くらい練習したので、ぶつけてやろうと思いました」と言うと、小出も「本当に監督は鬼でした。でも、こだわりや執念、粘りを感じて、こっちも欲が出てきて。本当に楽しかったです」と答えた。内村監督は「一回、お笑いをやってる時に飛び入りさせたんです。最初のキャー!がピークで、後は滑り倒していました。でも、それからの練習は目が違って、すごく食らいついて自主練をしてくれた。おふたりには感謝しています」と、ふたりをねぎらった。
さらに本作の内容に合わせ、「全員交換日記」と題したメッセージボードをそれぞれが披露することに。小出は内村監督からもらった「私が女だったら、一度抱かれていたでしょう」というボードを披露し、笑顔を見せた。内村は「格好良いです。雑なところが好き。ワイルドなところが良いです」とラブラブ発言。変わって、内村監督は、川口春奈から「内村さんの娘にしてください。何でもします。大好きです」と書かれたボードをもらい、大喜び。川口は鈴木おさむからもらった「超カワイイですね」というボードを見せた。鈴木は「他の人に超カワイイと言うと、うちの妻が怒るんです。どっかの局で会ったら、胸ぐらをつかまれるので、そしたら110番をしてください」と言って会場を笑わせた。
原作は、鈴木おさむの「芸人交換日記 イエローハーツの物語」で、架空の売れないお笑いコンビの生活を描いたもの。映画では、伊藤淳史と小出恵介のダブル主演で描かれる。内村は舞台挨拶で、売れる前に一回だけウッチャンナンチャンのコンビの解散を考えたことがあることも激白。「僕らのことよりも、事務所の後輩たちで辞めていった人や、今頑張っている若手を思い起こしつつ、想像して書いていきました」と、本作への思いを語っていたのも印象的だった。【取材・文/山崎伸子】