シュワちゃんに吉田沙保里が弟子入り宣言!?
アーノルド・シュワルツェネッガーが、『ラストスタンド』(4月27日公開)で、『ターミネーター3』(03)以来、10年ぶりに来日。2月21日に六本木グランドハイアット東京で来日記者会見を開催。シュワルツェネッガーは「I'll be backと前に約束していたけど、俳優としてまた帰ってきたよ」と、笑顔を見せた。スペシャルゲストとして、彼の大ファンである霊長類最強女子ことレスリング日本代表吉田沙保里も参戦し、「弟子にしてください!」と大興奮。夢の日米最強ツーショットが実現した。
7年間のカリフォルニア州知事を任期満了で退任し、スクリーンに戻ってきたシュワルツェネッガー。『ラストスタンド』は10年ぶりの主演映画となる。彼はこれまでに、ボディビルダー、映画スター、カリフォルニア州知事と、自分がなりたいと思った夢を全て叶えてきた。今後、やりたいことについては「過去のキャリアを全部組み合わせた新しい境地に行きたい。フィットネス、ボディビルディング、映画を作ること、そして、政治にも関わっていきたい。全部一体化したものを目指したい」と語った。
その後、吉田沙保里が、彼へのプレゼントの兜を持って登場し「大ファンのシュワちゃんに会えて光栄です」と紅潮しながら挨拶。シュワルツェネッガーは笑顔でハグすると、吉田のテンションもマックスに!さらにシュワルツェネッガーは吉田へのリスペクトの言葉を口にした。「あなたの活躍はちゃんと知っています。一人の人間が3つのオリンピックで金メダルを獲るなんてありえない。感銘を受けました。会えて名誉に思うのは私の方だ」。
さらにシュワルツェネッガーは「金メダルを獲ったことも素晴らしいけど、それより重要なのは、その活躍を通して、何百万人の人に、エクササイズをしようという意欲を与えたことだ」と、その功績を称えた。その後、彼は吉田に、映画にちなんだスペシャル保安官バッジをプレゼント。シュワルツェネッガーが「ハリウッドに働きかけますので、女性のアクションのヒロインをやってください」とラブコールを送ると、バッジを手にした吉田も「私も共に闘って良いんですよね?」と猛烈にアピールをした。
最後に、シュワルツェネッガーは「日本のファンの方はとても素晴らしくて、おかげで僕の主演映画は日本で大ヒットしてきた。I'll be back!」と、決めセリフで締めくくった。『ラストスタンド』では、シュワルツェネッガー扮する田舎町の保安官が、部下たちとたった数人で、完全武装の凶悪犯一味に立ち向かう。シュワルツェネッガーは、強靭な肉体を駆使してのアクションはもちろん、激しいカーチェイスシーンも披露している。【取材・文/山崎伸子】