『相棒』伊丹刑事は般若から恵比寿さまに変身!?ファミリーが大ヒット舞台挨拶に登場
人気ドラマ「相棒」シリーズのスピンオフ『相棒シリーズ X DAY』の大ヒット御礼舞台挨拶が4月4日、新宿バルト9で開催され、田中圭、川原和久、大谷亮介、山中崇史、神保悟志、小野了、橋本一監督が登壇した。田中は「川原さんとキャンペーンで20数回もの舞台挨拶をしてきました。今日が最後かと思うと残念なような、もうそろそろ良いのかなという気も」とおどけて会場の笑いを誘った。
今回の主人公となったのは、いつもは特命係と対立する捜査一課刑事・伊丹憲一(川原和久)と、シリーズ初登場となるサイバー犯罪対策課捜査官・岩月彬(田中圭)の異色の相棒コンビ。金融という今日的なテーマに挑み、スリリングな社会派サスペンスに仕上がった。3月23日より公開され、動員は60万人を突破、最終的には10億円以上が狙えそうな大ヒットとなっている。田中は「時間が経つにつれ、川原さんにより頼ってしまっていた。助けられました」と頼もしい相棒へ感謝のコメント。川原は「まだ辞令が出ていないので、『相棒』シリーズもこの先どうなるかわかりませんが、皆さんが応援してくだされば、色々な面白い作品を世に出せると思う」とファンに語りかけた。
相棒メンバーも駆けつけたこの日。捜査一課の仲間・芹沢刑事を演じる山中は「川原さんは、キャンペーンで全国をまわってたくさんのエネルギーをもらったのか、以前より顔が優しくなった気がする。昔は般若みたいだったのに、今は恵比寿さまみたいに笑う時がありますもんね」と話すと、三浦刑事役の大谷も「去年、プライベートでも大きなことがあったからね」とすかさずコメント。こちらも、さすがのコンビネーションを見せていた。
その後、4月4日という“4(し)合わせ=幸せの日”にちなみ、“最近あった幸せなこと”を聞かれた一同。田中は「普段、声をかけられないような方々から声をかけられるようになった。この前、おソバを食べていたら、おじいちゃんが『田中圭くんだよね。相棒、面白かったよ!』って声をかけてくれて。本当に嬉しかったです」、川原も「『相棒』で全国をまわらせてもらって、小倉、博多、新宿とこれまでの自分に関わる土地で舞台挨拶に立てた」と述懐。『相棒』がそれぞれに大きな幸せを運んできてくれたようだ。
最後には、“刑事(デカ)”とかけて、大きなデカシャンパンが登場。メンバーがお互いにシャンパンを注ぎ合い、ファンの集まった会場と共に乾杯を行った。田中は「また岩月として『相棒』シリーズに出演して、伊丹刑事と相棒を組めたら幸せです。これからも愛情ある応援をよろしくお願いします」と訴え、満員の会場から熱い拍手を浴びていた。【取材・文/成田おり枝】