貫地谷しほり、初主演映画『くちづけ』に感無量の涙!

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貫地谷しほり、初主演映画『くちづけ』に感無量の涙!

貫地谷しほり初主演映画『くちづけ』(5月25日公開)の完成披露会見が、4月18日に東武ホテルで開催。貫地谷、宅間孝行、橋本愛、竹中直人、堤幸彦監督が登壇。貫地谷は、知的障害者のヒロインを演じるにあたり「10代の頃からお世話になっている堤監督の作品です。覚悟しなければいけないと思いました」と気合十分に臨んだ様子だった。

貫地谷は「知的障害というのがわからないところからスタートしたので、自分がどこの方向へ進めば良いのかが悩みでした」と当時を振り返りながらも、今思うとどこが苦労だったんだろうと。忘れっぽいんですかね」と笑顔を見せた。『スウィングガールズ』(04)、『僕らのワンダフルデイズ』(09)に続き、貫地谷と3度目の共演となった竹中は「貫地谷さんだけを見つめてついていきました」とコメント。

映画化を熱望した堤監督は、メガホンをとることになって「天命だと思いました」と、感慨深い表情でコメント。「まるで劇団のような撮影にしたいと思い、5台くらいのカメラで、脚本20ページくらいを1カットで撮っていきました」。長回しの撮影は初めてだったという橋本は「台本、1冊全部セリフを覚えて現場へ向かうのは初めてでした」と激白。舞台と同じ役柄を演じ、脚本も手がけた宅間は「トミーズ雅さんから、舞台より映画の方が良かったと言われ、非常に複雑でした(苦笑)。でも、映画としてより多くの人に見ていただける作品が良い作品になって良かったです」と語った。

『くちづけ』は、惜しまれながら2012年に解散した劇団・東京セレソンデラックスの人気舞台の映画化作品。グループホームを舞台に、そこで暮らす漫画家とその娘の親子愛や住人との交流を描いた感動作となった。最後に、貫地谷は堤監督や共演者ひとりずつに、涙ながらに感謝の言葉を伝え、竹中にサプライズのキスをし、会場は温かい空気に包まれた。【取材・文/山崎伸子】

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