これは不気味!韓国版ピーポくんって?
日本の警視庁にピーポくんがいるように、韓国の警察にもマスコットキャラクターがいる。大きな耳にどんぐりまなこがキュートな、彼の名前はポドリ君。実際には、ピーポ君を見た韓国警察関係者が感銘を受けて、同様のキャラを作ったとされている。そんなポドリ君の知られざる生い立ちに迫る、実写とストップモーションアニメを融合させた映画『ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧』(6月29日公開)が日本上陸。本国では上映禁止という憂き目にあったという話題作なのだ。
暴徒たちは放水銃で鎮圧し、不衛生なネズミ駆除に精を出すちょっと危ない警察官のポドリ君。しかし、彼がどんなに頑張ってみせても、メールをしても、愛する父親はノーリアクション。愛に飢え、やがて旅に出たポドリ君は、様々な困難や誘惑を乗り越え、父親のもとへたどり着く。そこにいたのは何と前大統領。そう。ポドリ君の父親は、第17代大統領イ・ミョンバクだったのだ!
強烈な風刺とパロディ満載で、現代の韓国社会を皮肉るかのような表現が痛快と言いたいところだが、本国での上映禁止の理由はどうやらそこにあるらしい。笑顔で秩序と日常を破壊しまくりながら、ひたすら父親の愛を求めて三千里。どう見ても不気味な韓国版ピーポ君の一途な快(怪?)進撃、激しくもおかしなその行方はいったいどうなる!?【トライワークス】
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