アンジェリーナ・ジョリー、がん予防のため次は卵巣摘出
がん予防のために両乳房切除の手術を受けたアンジェリーナ・ジョリーが、次は卵巣摘出手術を受けるつもりだとピープル誌が伝えている。
検査でBRCA1遺伝子の変異が見つかり、乳がんにかかるリスクが87%、卵巣がんにかかるリスクが50%という診断を受けたアンジェリーナは、ニューヨーク・タイムズに寄稿した自らの記事内で、「乳房の手術から始めたのは、乳がんにかかるリスクの方が、卵巣がんより高かったからで、手術がより複雑だから」と書いていた。アンジェリーナは37歳なので、今後、妊娠する可能性もあるが、医師たちは40歳になるまでに卵巣摘出手術を受けるよう勧めているという。
また、一時は不仲説も伝えられたことがあったブラッド・ピットの母親も、乳房切除に踏み切ったアンジェリーナの決断を讃えているそうで、「私たちは、アンジーのことを誇りに思っています。このことは、私たち家族にとって、特に私の孫たちにとって、非常に重要なことです。私たちは、彼女を心から愛しています」というコメントを発表している。
アンジェリーナの父親ジョン・ヴォイトは、インターネットのニュースを見て、初めて娘が乳房切除の手術を受けていたことを知ったそうで、そのほんの数日前に彼女に会ったにも関わらず、全く知らなかったのだという。「火曜日の朝に知った。他の人々と同じように驚いたし、彼女がああいうやり方でそれに向き合ったことに感動した。彼女は並外れた人間だよ」と、ニューヨーク・デイリー・ニュースに話している。【UK在住/ブレイディみかこ】
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