広島生まれの奥菜恵が3年ぶりの映画で可愛らしい母親に
コメディ『罪とか罰とか』(09)以来、スクリーンから離れていた奥菜恵の、久々となる出演作『夏休みの地図』が、6月29日(土)より広島県で先行公開される。スタッフとキャストのほとんどが広島出身もしくは広島在住で、撮影もオール広島ロケ。地元の人材、企業、商品を可能な限り起用した広島発信の地産地消ムービーだ。映画は少年のひと夏の成長を紡ぐ心温まる人間ドラマで、広島生まれの奥菜が主人公の母親役を演じている。
遡ること約3年前に行われた『セントアンナの奇跡』(09)のDVD発売記念試写会に奥菜がゲストで招かれた際、一児の母となっていた彼女は母親役にも挑戦したいと意欲を見せていた。実はこのイベントのもう一人のゲストが、『夏休みの地図』でメガホンを取っている深作健太監督だ。奥菜が母親役を演じるのは今回が初めてで、彼女の話を記憶していたのか、図らずも深作監督が奥菜の願いを叶える形となった。
劇中では2人の子供と、発明好きな3人目の子供のような夫(山本太郎)を支える、しっかり者の美人な奥さんを演じている奥菜恵。実生活でも二児の母親となった彼女のリアルに裏打ちされた熱演はもちろん、生まれた広島が舞台なだけに、リラックスした姿も垣間見られる一作だ。【トライワークス】
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