『スター・トレック』新作の脚本家が女優の下着シーンで謝罪

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『スター・トレック』新作の脚本家が女優の下着シーンで謝罪

J.J.エイブラムス監督の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(8月23日公開)で脚本を担当したデイモン・リンデロフが、不必要な女優の下着姿のシーンを設けたとして、自らツイッターでファンに向けて謝罪した。

このシーンは、キャロル・マーカス博士役のアリス・イヴが、クリス・パイン演じるカーク船長の前で制服を脱いで着替える場面だ。アリスはブルーのブラジャーとパンツだけのセクシーな姿になっている。本作の予告編でも使われている場面だが、評論家や一部の熱心なスター・トレックのファンの間からは、「全く必要ない」「女性蔑視」と批判の声が上がっていた。

これを受け、デイモン・リンデロフは「ほとんど何も身に着けていない女優を登場させるのは、必要のないシーンだったということを僕は認める。カーク船長も、前作と本作の両方の映画に上半身裸で登場している。しかし、女性蔑視と解釈されかねない事柄を軽視するわけにはいかない。僕が言いたいのは、自分は人々の声を聞いているということだ。自分のしたことには責任を取るし、今後は慎重に配慮したい」とツイートしている。

このニュースを報じた英紙ガーディアン電子版には、読者からの様々なコメントが寄せられており、「確かに胸の谷間を見せるのは安っぽい」「23世紀の女性がブラジャーをしているというのは想像力の欠如」というものから、「ヘテロセクシャルの男性にとっては最高のシーンだ」「彼女はホット」というものまで、賛否両論のようだ。【UK在住/ブレイディみかこ】

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