星野源が恋人役の夏帆に惚れ惚れ!「夏帆ちゃんが来るならお見合いしたい」
星野源が初主演を飾る恋物語『箱入り息子の恋』(6月8日公開)の完成披露試写会が5月23日に新宿明治安田生命ホールで開催され、星野をはじめ、夏帆、平泉成、森山良子、市井昌秀監督が登壇。2012年末にくも膜下出血と診断され、3月に復帰を果たした星野は「この場に立てて嬉しいです」と喜びを語り、市井監督も「ここに星野源くんがいてくれるのが本当に嬉しいです。お帰りなさい!」と温かなメッセージを贈った。
本作は、彼女もいないまま30代半ばを迎えた男・健太郎が、“代理見合い”をきっかけに知り合った女性・奈穂子との初めての恋に全力をかける姿を描く感動ラブストーリーだ。主人公を演じた星野は「最初はふさぎ込んでいた主人公がどんどんぶっ壊れていくのが、とても爽快だった。そんな役で初主演を果たせて嬉しい」と充実の表情。「あまり共感できる部分はなかったけれど、一から彼の人生を作っていこうと思い、メガネを自分で買いに行ったり。健太郎という人を知ろうという思いで臨んだ」と役作りを振り返った。
ヒロインに扮した夏帆は、盲目の女性という難役にチャレンジしている。夏帆は「星野さんが常に健太郎でいてくれたので、私も作り込まずに奈穂子でいられた。星野さんのおかげです」とにっこり。「嬉しい!」と照れ笑いをのぞかせた星野は「可愛い人だなとずっと思っていた。でも撮影をしていくうちに、媚びない、男らしい人だと思った。格好良い人にイメージが変わりました」と夏帆の意外な一面に惚れ惚れした様子。主人公のふたりが“代理見合い”で知り合うことから、お見合いのイメージを聞かれると「夏帆ちゃんが来るならやります!」と熱く意気込んでいた。
そして、健太郎の父親役を演じた平泉は「今回、ちょっと良い演技ができたなと思っている」、母親役の森山も「キャストはたおやかな方ばかり。とても楽しくやらせていただいた」と笑顔でコメント。星野は「こんなふたりに育てられたら、健太郎は悪い人間のはずがない。優しい人間なんだと思えた。お父さん、お母さんのおかげです」と感謝の言葉を述べていた。
またこの日は、牛丼の吉野家が映画の肝となるシーンに登場することから、吉野家から並盛り50人前の巨大牛丼がプレゼントされた。星野は「撮影中に何度も牛丼が出てきて幸せだった。大好きなんですよ!」と“牛丼愛”を語り、巨大牛丼を前に「あったかい!すごい!」と興奮しきりだった。【取材・文/成田おり枝】