ジェラルド・バトラーも舌を巻く、夭折した天才サーファーを演じた新星に注目

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ジェラルド・バトラーも舌を巻く、夭折した天才サーファーを演じた新星に注目

カリフォルニア州北部に現れる世界最大級の大波“マーヴェリックス”に命を懸けて挑んだ、伝説のサーファーの感動の実話を基にした『マーヴェリックス 波に魅せられた男たち』が、6月15日(土)から公開される。22歳で短い生涯を閉じた天才サーファーのジェイ・モリアリティと、その師として彼を導いたベテランサーファーのフロスティ・ヘッソン。彼ら2人の絆を、圧倒的な迫力のサーフィンシーンを交えて描いた作品だ。本作で、若きサーファーのジェイを演じたジョニー・ウェストンのインタビュー映像が公開された。

時折、幼さを見せる表情が印象的なジョニー・ウェストンは、これがメジャー映画初出演となる。そして、ジェイを教え、導くフロスティに扮し、製作総指揮も務めたのは、『300(スリーハンドレッド)』(07)、『オペラ座の怪人』(04)の名優ジェラルド・バトラーだ。そのバトラーに負けないぐらいの見事な演技力を披露したウェストンは、インタビュー映像で、ジェイという役、ジェイとフロスティの関係、バトラーの印象などについて語っている。

ウェストンが「暇さえあればサーフィンしてたんだ」と話すとおり、ウェストンとバトラーはもともと大のサーフィン好き。さらに「常にアクティブに動き回っているところに共通するものを感じた」そうで、彼らはすぐに意気投合したようだ。バトラーは「ジョニーのような素晴らしい才能を発掘すると、心の底から嬉しくて、誇らしい気分になるんだ。完成した映画を見て、改めて感心させられたよ。ありったけの勇気と情熱を注いだ、素晴らしい演技で、ジェイ役を完全にものにしていたからね」と絶賛する。製作総指揮だけに、バトラーは俳優選びにも関わった。「たくさんの候補者相手にオーディションしたけど、ジョニーを一目見た瞬間、『彼こそ、ジェイだ!』って確信したよ。セリフを読ませるまでもないと思ったくらいだけど、実際に演技も素晴らしかったしね。ただ、『サーフィンにも自信あります!携帯の動画があるんで、お見せしましょうか?』なんて興奮状態でまくし立てる彼を、監督のカーティス・ハンソンが『いや、結構』って、一言でバッサリ斬り捨てたのには、思わず笑っちゃったけどね」と語っている。

カーティス・ハンソンと共同で本作の監督に当たったマイケル・アプテッドも「ジョニーはあの役柄に新鮮さと好奇心を吹き込んでいます。大きなチャレンジですから圧倒されてもおかしくないところでしたが、彼には人の話をしっかりと聞いて学べる能力がありました。問題の解決方法が一度見えれば、彼はそれを根気強く最後までやり抜くのです」と称賛する。

サーフィン好きな人だけが楽しむのはもったいない!新たなスターの誕生の瞬間を見逃さないよう、是非劇場に足を運んでもらいたい。【Movie Walker】


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