衝撃の18禁オリンピックに日本も参戦!国際色豊かなホラーオムニバスって?
世界から選抜された監督が、それぞれアルファベットのA~Zの1文字から“死”を独創的に描いた5分×26本のホラーオムニバス『ABC・オブ・デス』が7月20日(土)より公開される。世界代表であるだけに、出血量や肉体損壊などの描写も相当なもので、当然のようにR18+指定がされている本作。“死のオリンピック”と銘打たれたこの一大プロジェクトに、逆輸入型日本映画レーベル「スシタイフーン」に参加する3人の鬼才が参戦しているのだ。
「J」を担当するのは、『地獄甲子園』(03)の山口雄大監督。『Jidai-Geki 時代劇』なるタイトルで、切腹に臨む侍と介錯人とのやりとりが描かれる。「Z」を担当するのは『東京残酷警察』(08)の西村喜廣監督で、放射線物質で汚染された日本を舞台にエロスとバイオレンスが渦巻く『Zetsumetsu 絶滅』を作り上げた。そして「F」を担当するのは、『デッド寿司』(13)の井口昇監督。タイトルは『Fart おなら』で、憧れの女教師におならの音を聞かれた美少女の羞恥の行方が描かれる。『ゾンビアス』(12)と似たモチーフに再び挑む井口監督が、おならと死をどうマリアージュさせるかが見ものだ。
実はこのプロジェクト、早くも第2弾の製作が決定しており、『地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?』(9月28日公開)の園子温監督、『CUBE』(97)のヴィンチェンゾ・ナタリ監督といった更なる鬼才の登板が予定されている。ストレートに恐い直球もあれば、笑いと紙一重な変化球もあり。バラエティ豊かにしてインターナショナルな26本のホラー詰め合わせで、この夏の暑さを吹き飛ばすのもいいかもしれない!?【トライワークス】
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