監督ジョニー・デップ、4年かけて撮ったキース・リチャーズの映画は「非常にすばらしいことだった」
ジョニー・デップとローリング・ストーンズのキース・リチャーズは友人同士であり、デップは『パイレーツ・オブ・カリビアン』(03~11)シリーズで、自ら演じているジャック・スパロウの父親役にキースを推薦したほどだ。デップは、そのキースのドキュメンタリー映画を4年前から製作してきたが、このほど、ようやく撮影を終了したと英誌のインタビューで明かしている。
「4年間かけて製作し、やっと撮影が終了した。実際、ドキュメンタリーと呼ぶのは少し妙な感じもしている。どちらかと言えば“キースを経験する機会”を与える作品だ。彼はミステリアスな人だから、人々はあまり彼を見るチャンスがないからね。基本的に、僕とキースが座って話をしている。突き詰めれば、彼の英知と哲学と経験を伝えるもので、彼の人生から切り取った映像のフッテージもある。3年前に彼を5日間撮影した。そして今年の2月にまた僕たちは彼を5日間撮影した。前回終わったところから繋げる感じでね。こういうことを一切やったことのない彼が、僕を信頼して彼の人生のドキュメンタリーを作らせてくれたことを光栄に思う。キースと一緒に彼が考えていることを聞かせてもらったり、彼の過去50年間をふり返ったりするのは、非常にすばらしいことだった」とデップは英Event誌に語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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