エレン・ペイジ、「ハリウッドではいつも性差別を感じている」
『インセプション』(10)などで知られるエレン・ペイジは、ハリウッドでいつも性差別を感じているという。
かねてからハリウッドは男尊女卑に若者志向で、男優でさえも高齢になるといい役どころをもらえる可能性が低いと言われてきた。26歳のエレンは『JUNO ジュノ』(07)で19歳にしてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされており、若手女優として順調なキャリアを踏んでいるように思われるが、いわゆるセクシー女優ではないためか、すでに男尊女卑の壁にぶち当たっているようだ。
「ハリウッドで性差別を感じることがあるか?」との問いに対し、「もちろん!いつも感じているわ。どういう扱いを受けているかとか、どういう風に見られるのがいいかってことから、フォトセッションのポーズ、意見を言わないで黙っていることが期待されている、ってことに至るまで、すごいプレッシャーなのよ」
「その期待っていうのは、あくまでも男性からの視点なんだけど、期待される女性像から外れちゃうと、ちょっと大変なの。ハリウッド映画では、女性のセリフは全体の23%しかないし、強い女性を描いている映画も少ないの」と、ガーディアン紙のインタビューで語っている。【NY在住/JUNKO】
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