ピアース・ブロスナン、娘にアンジーのような勇断をさせなかったことを悔いる

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ピアース・ブロスナン、娘にアンジーのような勇断をさせなかったことを悔いる

007シリーズで5代目ボンドを演じたピアース・ブロスナンの娘シャーロットが、約3年間の闘病生活の末、6月28日に41歳の若さで卵巣がんで亡くなったが、ピアースは、アンジェリーナ・ジョリーが行った勇断を娘に勧めなかった自分を悔いる日々を送っているという。

アンジェリーナは、母親が卵巣がんで亡くなり、叔母が乳がんを患っていたことから、自ら遺伝子検査を行い、異形細胞である“BRCA1”があることを発見した。そして、卵巣がんと乳がんになる確率が高いことが明らかになったため、5月に両乳房切除及び再生手術を行ったことを発表し、今後は卵巣の摘出手術も行うことを発表している。

「ピアースは、アンジェリーナの発表後に、アンジェリーナの叔母も乳がんで亡くなっていることもあって、アンジェリーナの判断は正しかったと考えています。シャーロットの母親で、ピアースの元妻カッサンドラも39歳の若さで卵巣がんで亡くなっていますし、シャーロットの祖母も卵巣がんで亡くなっているので、完全に遺伝なんです。それを考えれば、まずは遺伝子テストをするべきだったんです」

「シャーロットが生き延びる唯一の方法は、アンジェリーナのように両乳房や卵巣の摘出です。ピアースは、シャーロットに遺伝子テストさえ受けさせていないので、BRCA1があることも知らなかったのですが、検査を受けさせてしかるべきアクションを取らなかった自分を責め、苦しみ続けています」と、関係者がナショナル・エンクワイラー紙に語っている。

アンジェリーナの勇断や発表がもう少し早かったら…ピアースには後悔してもしきれない気持ちもあるようだ。【NY在住/JUNKO】

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