庶民派の英王子夫妻、出産後の祝いの膳はピザ!
英国では、出産を終えた妊婦が最初に食べる食事は、NHS(国民保健)が使える病院ならトーストというのが一般的で、私立の病院で出産する場合にはノンアルコールのシャンパンにコース料理が楽しめることもあるようだが、キャサリン妃の場合は意外に庶民派というべきか、ウィリアム王子と共にピザを食べて出産をお祝いしたらしい。
現地時間で7月22日午後4時24分に男児を出産したキャサリン妃の入院先、セントメアリー病院の裏口から午後8時45分頃に王室の警備員がピザを運び込む姿が撮影されており、キャサリン妃が男児を出産したニュースはその約10分後に発表されたという。
英紙デイリー・メールによれば、11時間の分娩で疲れきったキャサリン妃にとって、炭水化物を摂取できるピザは出産後に食べる食事としては理想的だそうで、長時間にわたる分娩を経験した妊婦はできるだけ早く栄養を補給しなければ、ケトン症に陥り吐き気や頭痛を引き起こすこともあるという。
子供の養育をベビーシッターや家庭教師任せにせず、自分たちで行いたいと考えているというウィリアム王子は、分娩室で生まれたばかりの子供を抱いて笑っている一般庶民のような写真を公開するなど、これまでの英国王室の伝統を覆すようなリラックス・ムードの出産発表になった。こうした庶民的なウィリアム王子とキャサリン妃の第一子誕生に、英国民の熱狂はひときわ高まっている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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