ホラー映画初主演の小松彩夏が『セーラームーン』復活を熱望!

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ホラー映画初主演の小松彩夏が『セーラームーン』復活を熱望!

Jホラーの名匠・鶴田法男が“死者と話せるアプリ”がもたらす恐怖を描いた『トーク・トゥ・ザ・デッド』(8月3日公開)。そのヒロイン・百合役でホラー映画に初挑戦した女優・小松彩夏が、作品について語った。

「母親に捨てられ、幼い弟を育てるためデリヘルで働く百合は、不注意で弟を死なせてしまうんです」と、彼女は百合の切ない境遇から説明をはじめる。「同僚に“死者と話せるアプリ”を教えてもらった百合は、弟に謝まろうとします。その先は、いままでにない“ひねり”のある展開で、“怖い!”だけじゃない、人間模様をしっかり描いた“泣かせるホラー”です」。

辛い仕事と弟の死で心身ともにズタズタになる百合の姿が、観る者の心を締め付ける。「複雑な家庭環境で育ち孤独と闘い、唯一の生きがいの弟を失う…。私自身、役に入り込んで気分が見事に滅入りました。じつは昨日、撮影当時の自分のブログを読み直したんですけど、『こんなこと書いてたの!?』と思うほど、ひどい内容ばかり(笑)。ちょうど1年前、ジットリした梅雨の時期にジットリする内容を撮って、心身ボロボロになりましたけど、良い意味で作品に反映されていると思います」。

落ち込みながらも挑んだ主演作。演技面でもいろいろと苦悩があったよう。「どう演じたら怖がってもらえるか悩んで、監督にゆっくり動くよう教わったのですが難しくて…。百合が弟の死体を見つけるシーンでは『見たくない!』気持ちを表現しつつ、体をゆっくり動かさなきゃいけない。撮影中は緊張感で心がいっぱいになっちゃったり…。でも本当に見入るシーンです」。

どんな気持ちで、どう立ち回るかを考えて演じたという彼女も、2003年にドラマ「美少女戦士セーラームーン」のセーラーヴィーナス役で女優デビューして、今年で10年目。先日27歳の誕生日を迎えた彼女に、今後チャレンジしたいことを聞いた。「この映画では母親に殴られ揉み合いになるシーンがあるんです。精神的にも体力的にも結構きつい撮影だったのに、なぜか充実感が残っていて。そのとき『アクションをやりたい』って思いました。基本を覚え直して、『セーラームーン』とか1から戻ってまたやりたい気持ちもあります。じつは近い時期に放送していた『(忍風戦隊)ハリケンジャー』がVシネマで復活する話を聞いて、もう悔しくって(笑)。それなら『セーラームーン』も復活しようよ!って気持ちになりますよね。(セーラー戦士役で共演した)みんな10年経っても活躍してますし、会うと、すぐ昔みたいな雰囲気になるんです。『まだ、あの衣装を着れるのかな?』という問題はありますけど(笑)、10年後の物語とか本当にやりたいですね!」。【トライワークス】

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