巨大ロボ“イェーガー”のコックピットに潜入!?『パシフィック・リム』の撮影舞台裏を公開
「機動戦士ガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」「ゴジラ」シリーズなど、日本のアニメや怪獣特撮を彷彿とさせるSFスペクタクル超大作『パシフィック・リム』(8月9日公開)。日本での公開がいまや遅しと待たれる本作から、撮影の舞台裏を収めた特別映像が公開された。
地球を絶滅の危機に陥れる“KAIJU”と巨大人型兵器“イェーガー”との壮絶な戦いが描かれる本作。日本のサブカルチャーに精通し、自他ともに認める日本オタクのギレルモ・デル・トロが監督を務めた渾身の作品だ。“8月4日=パシの日”を記念して解禁された今回の映像には、パイロットが“イェーガー”を操縦するシーンの撮影風景が収められている。
本作で「11歳の少年が夢見るようなアクションを目指した」と語るデル・トロは、リアリティをとことん追求。「セット全体を動かせるようにして本当に操縦しているような雰囲気を出したよ」と、ロボットの実在感を演出するために、4階建てのビルに相当する可動式のセットを作りだした。パイロットが攻撃を繰り出すたびに揺れるよう設計されているこのセットを、デル・トロは「絶叫マシンに乗っているようなものだ」と表現する。
今回の映像には、毎分750リットルもの水をキャストに浴びせながら撮影を行う様子も収められている。パイロットを演じた役者たちにとって、この拷問装置のようなセットでの撮影は「苦行そのもの」だったそうだ。本編鑑賞の際には、壮絶な舞台裏に思いを馳せながら、デル・トロ監督がこだわり抜いた映像の数々を体感してほしい。【Movie Walker】
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