N・ケイジが「レスラー」を降板した理由
アカデミー主演男優賞は「ミルク」のショーン・ペンにさらわれたものの、さまざまな映画賞で男優賞を総なめにし、ハリウッドの一大カムバック劇として人々に称賛されたミッキー・ロークが演じた「レスラー」のランディ役は、当初ニコラス・ケイジが演じることになっていたらしい。
だが、“僕には説得力のあるレスラー役はできないだろう”と考えたケイジが自ら降板したのだという。
「自分から降りたんだよ。ステロイドで構築しているレスラーの肉体をそんなに短期間ではつくれないと思ったからね。僕は絶対にステロイドは使わないから」「それに、どんな理由だったにせよ、あの頃製作側は映画の資金を集めることができなかった」と米国のテレビ番組Access Hollywoodで語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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