ヒュー・ジャックマンが、『X-MEN』4作で1億ドルオファーを渋るわけ
全米では既に公開された『X-MEN』シリーズのスピンオフ『ウルヴァリン: SAMURAI』も大ヒットを記録しているヒュー・ジャックマンが、今後、『X-MEN』関連の4作品に出演するよう、1億ドル(約98億円)でオファーを受けたにも関わらず、なぜか返事を渋っているらしい。
ヒューは、2000年にラッセル・クロウの推薦で『X-MEN』シリーズで主役を務め、同シリーズに4本、スピンオフ映画には2本出演しており、2014年7月18日には、『X-MEN:デイズ・オブ・フューチャー・パスト(原題)』が全米公開されることが決まっている。
全作品が大ヒットを記録していることや、ヒューの素晴らしい人間性などが買われ、スタジオ側が、「私たちは、ヒューに今後20年でもX-MENを演じてほしいと思っています。我々のボスもそう願っています。ギャラは問題ではありません」と語り、ヒューも「年を取ったウルヴァリンなんかも良いかもね」と、やる気を見せていたという。
しかし、ナショナル・エンクワイラー紙にヒューの友人が語った話によれば、「1億ドルで主役のオファーを受ける俳優なんて、そうそういませんよ。でもヒューは、今後もこのシリーズに縛られるのはどうかと悩んでいて、返事をしていないようです。というのも、最愛の妻デボラは最初から『X-MEN』シリーズの出演を反対していて、今後はもっとシリアスな役柄に集中した方が良いと考えているからなんです。ヒューはデボラの許可なしに役を選ぶことはしないので、返事ができないでいます。他の友人たちと、ヒューが今後も『X-MEN』シリーズに出演できるよう、デボラに交渉しているところ」なのだという。
『レ・ミゼラブル』(12)でジャン・バルジャンを演じ、ゴールデングローブ賞のコメディ・ミュージカル部門の主演男優賞に輝いたヒューは受賞スピーチで、「肉体的、精神的に辛すぎて、撮影3週間前にこの役を断ろうと思った。でもデボラに説得されて、どうにか演じきることができた」と語っており、デボラの判断は正しかったようだ。
働き詰めだったため俳優休業宣言をしているヒューだが、どうにか妻を説得してくれることを祈るばかりだ。【NY在住/JUNKO】