フォーブス誌発表!マドンナが2013年最も稼いだセレブに
米経済紙フォーブスが、毎年恒例で行っている最も稼いだセレブリティを発表!オプラ・ウィンフリーが4年連続で守った首位から陥落し、代わってマドンナが、見事首位の座に立った。
同ランキングは、2012年6月から2013年までの収入を、エージェントやマネージャーなどの業界関係者への調査に基づいて、作成されたもの。
マドンナが1位になった理由について、「マドンナは、昨年発売したニューアルバム『MDNA』の売り上げ枚数が100万枚を突破せず、これまでの勢いを失った感があるが、かつてのヒット曲『Vogue』や『Like a Virgin』、『Lucky Star』を聞くためなら、ファンはコンサート会場に足を運び、100ドル以上のチケットに惜しげなくお金を費やし、ワールドツアーで3億500万ドルを費やした」と分析しているが、同世界ツアーは、尻出し、胸出しが過剰すぎてヒンシュクをかう一方で、ファンを喜ばせた。マドンナの思惑通り、大きな話題を呼んだこともあり、ツアーは大盛況だった。
さらにマドンナは、独自ブランドのフレグランスやファッションブランドの売り上げなどが好調で、推定1億2500万ドル(約123億円)を稼ぎ出したとされている。マドンナのこれまでの最高額は2009年の1億1000万ドルで、この数字は自身の過去最高記録となった。
55歳になっても首位の座に君臨し続ける要因の一つには、マドンナを慕うガガの存在も大きいと分析する。マドンナ自身も含め、ガガはマドンナの二番煎じと揶揄されることも多いが、ガガのファンも取り込む形での話題性にも事欠かず、かなりの宣伝効果が生まれているという。そのガガは、臀部の手術のためツアーをキャンセルしており、今年は9 位にとどまっている。
2位は、昨年の3位から浮上したスティーヴン・スピルバーグ監督の1億ドル(約98億円)。『リンカーン』(12)は6500万ドルの予算で、2億7500万ドルを稼ぎ出しているが、主なスピルバーグ監督の収入は、ひっきりなしにテレビなどで放映されている『E.T.』(82)や『ジュラシック・パーク』(93)など、過去の作品からの収入だという。
3位には、米人気テレビ番組「アメリカン・アイドル」などで活躍する音楽プロデューサーのサイモン・コーウェル、テレビ・ラジオ司会者のハワード・スターン、「グレーのエロチック恋愛小説50シェード」が大ヒットとなった作家のE.L.ジェイムズが、それぞれ9500万ドルでランクインしている。
他の映画業界関係者では、昨年に引き続き、『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイ監督が8200万ドルで8位にランク入りしているほか、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなど数々のヒット作を生み出しているプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、ガガと並んで8000万ドルで9位にランク入りを果たしている。【NY在住/JUNKO】