老年版シャーロック・ホームズ映画にイアン・マッケランが主演!
シャーロック・ホームズ役と言えば、近年ではガイ・リッチー監督の映画『シャーロック・ホームズ』シリーズのロバート・ダウニー・Jr.や、BBCの大ヒットドラマ「SHERLOCK シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチなどが演じ、クールで現代風のイメージが強いが、今度は老年のホームズを描く映画が製作されるようだ。英紙ガーディアンの報道によれば、『ドリームガールズ』(06)のビル・コンドンがメガホンを取り、主演はイアン・マッケランに決定しているという。
ミッチ・カリン著の同名の小説に基づく同作は、1947年の英国が舞台になっており、引退後のシャーロック・ホームズが、50年前に解決することのできなかった事件に取り憑かれているというストーリーだという。ホームズの片腕、ワトソン博士はストーリーには登場せず、ホームズはもはやロンドンのベイカー・ストリートにも住んでいないらしい。静かな田舎の家で、彼の新たな片腕になる息子と、ハウスキーパーと共に隠居生活を送っているという設定だそう。
ここ数年、シャーロック・ホームズは映像の世界で大リバイバルを果たしているが、本作は引退後のホームズの姿に焦点を当てる点で異色のホームズ作品と言えるだろう。脚本は『ある公爵夫人の生涯』(08)のジェフリー・ハッチャーが担当し、BBCフィルムズが共同製作する。【UK在住/ブレイディみかこ】
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