『パイレーツ・オブ・カリビアン5』公開延期へ!大作だらけの2015年を回避?
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ5作目の公開が2015年6月から2016年に延期されることになった。これは同シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーがThe Hollywood Reporterに明かしたもので、「誰もが非常に気に入っているストーリー・ラインはあるのだが、脚本が出来ていない。誰もが満足できる脚本が必要だし、誰もが満足できる予算も必要だ」と話している。
シリーズ5作目の『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales(原題)』は、当初は来年3月に撮影開始予定になっていた。同シリーズは、過去4作で37億ドルを稼いでいるディズニーの看板シリーズなので公開延期しても良い作品を作りたいのだろうという見方もあるが、その一方では、超大作映画の続編が目白押しで史上空前のブロックバスター映画の年になると言われている2015年公開を避けたのではという声も挙がっている。『アベンジャーズ』第2弾、『スター・ウォーズ』続編、『アバター2』、『マン・オブ・スティール』続編、『ターミネーター』のリブート作、『ジュラシック・パーク』4作目など、ブロックバスター映画が続々と公開される2015年は、意外なコケ方をする人気シリーズ作も出て来ることが予想されており、大事を取って公開を延期する作品が出てきたとしても不思議ではない。【UK在住/ブレイディみかこ】
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