星野源、病気もネタに!「患部と全く同じところに致命傷を負いますが、ギャグと受け止めて」

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星野源、病気もネタに!「患部と全く同じところに致命傷を負いますが、ギャグと受け止めて」

園子温監督作『地獄でなぜ悪い』の初日舞台挨拶が、9月28日に新宿バルト9で開催。國村隼、堤真一、長谷川博己、二階堂ふみ、友近、園子温監督が登壇。キャストのひとり、星野源は、昨年くも膜下出血を起こし、先日2度目の手術を成功させて現在療養中ということで、彼からのサプライズのメッセージが代読された。手紙は「何の運命か、私が手術をした患部と全く同じところに、とんでもない致命傷を負いますが、そこはギャグと思っていただいてかまいません」というユーモアにあふれた内容だった。

第38回トロント国際映画祭でミッドナイト・マッドネス部門の「観客賞」を受賞した本作。園監督は賞状を手に「ハリウッドに近い、一番欲しかった賞です。ワールドワイドで観客賞を獲れたのは本当にうれしいです。17年間あたためてきた作品で、やっと日の目を見ることができました」と喜びを語った。

舞台挨拶では、それぞれが聞きたいことを質問し合うというユニークなスタイルが取られた。友近が堤に「堤さんの顔芸は、どういうふうに役作りをしたんですか?」と尋ねると、堤は「ふざけてただけです。監督が要求するので」と苦笑い。二階堂は長谷川に「身長が高いなと。私は15歳から止まっていますが、20歳まであと1年、何をすればよいのかなと」と素っ頓狂な質問をすると、長谷川は「僕は身長25歳まで伸びました。その時はすごくよく寝てました。寝まくってください」とアドバイスをした。

『地獄でなぜ悪い』は、獄中の妻の出所祝いに、娘を主演にした映画の製作に挑む男(國村隼)と、周りの人々のやりとりを描く破天荒な映画。堤が「これだけ血が出るにもかかわらず、R指定がつかなかった。芸術性の高い作品です」とアピール。それぞれのキャスト陣のパワフルな演技は、世界各国の映画祭で好評を博している。【取材・文/山崎伸子】

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