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二階堂ふみ、『ほとりの朔子』東京国際映画祭での上映に感激「私も早く見たかった」

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二階堂ふみ、『ほとりの朔子』東京国際映画祭での上映に感激「私も早く見たかった」

第26回東京国際映画祭コンペティション作品『ほとりの朔子』(2014年1月公開予定)の舞台挨拶が、10月19日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、二階堂ふみ、鶴田真由、太賀、古舘寛治、小篠恵奈、深田晃司監督、プロデューサーの杉野希妃が登壇。撮影から1年の年月を経て、お披露目となった本作。黒のシックなワンピースで登場した二階堂は「私も、早く見たいという気持ちでいました。東京国際映画祭を通じて各国の方に発信できるということは、日本映画の素晴らしさを世界に伝えられるということ」と感激の言葉を語った。

本作は、海と山のほとりで、子供と大人のほとりで揺れる主人公・朔子の淡い恋心をキュートに描く社会派青春夏物語。深田監督は、前作『歓待』(10)で第23回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門で作品賞を受賞するなど、東京国際映画祭とは縁のある監督だ。深田監督は「昨年の夏に撮影をして、1年間作業を続けてきた。スタッフ、関係者を待たせてしまったが、このような最高の舞台で上映できて嬉しい」と挨拶。見どころは「素晴らしい出演者の演技」と胸を張る。

期待の若手俳優が共演しているが、太賀は「各国の方々の前で上映できて、ドキドキでもあり、楽しみ」、小篠は「素晴らしい作品に携れて嬉しい」と初々しい表情。フレッシュな俳優陣を横に古舘は、「1年経つと、若い出演者の方なんて、ずいぶん成長しっちゃって変わっているよね。小篠さんなんか背も伸びちゃってね。伸びてない?適当なこと言っちゃったね」とお茶目にコメント。さらに「面白くなかったら、その時はその時で。面白かったら、周りのお友達に紹介してください」と語り、会場の笑いを誘っていた。

プロデューサーは『歓待』に続き深田監督とタッグを組む杉野希妃。杉野は「大好きで、人間的に魅力ある役者さんに出ていただいた。役者さんの息づかいと、素敵な景色を楽しんでください」と熱を込めた。【取材・文/成田おり枝】

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