ジェニファー・ロペス「痩せなくてもスターになれる」
今でこそ肉感的なセクシー・ボディがトレードマークになっているジェニファー・ロペスだが、デビュー当時は体型がハリウッドの規格に合わないとして痩せるようにプレッシャーをかけられたという。
「子供の頃、家族は、私に自分の外見を愛するように教えてくれたわ。私が住んでいたブロンクスでは、こういう体つきは珍しいことではなかった。でも、私がテレビに出始めた頃は私自身のマネージャーでさえ、体型を変えないと駄目だと言ったわ。だけどそこで立ち上がって、『私の外見に何の問題もないわ!それを問題に感じるあなたたちがおかしいのよ』と言わなきゃいけないのよ。そしてそのことを本当に自分で信じていたら、人々もそれを信じるようになる」と米コスモポリタン誌に語っている。
ラテン系の豊満な体つきを誇りに思っているというジェニファーは、幼い頃、『ウエストサイド物語』(61)を見て、インスパイアされたという。「少女時代に『ウエストサイド物語』でプエルトリコ系アメリカ人が出ているのを見た時は、本当に感動したわ。それは私たちの良い描き方ではなかったとしても、彼らは情熱と愛に溢れていて、共感することができた。リタ・モレノに心から憧れたわ」と話している。【UK在住/ブレイディみかこ】
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