関ジャニ∞安田章大を抱きしめたい!?「ばしゃ馬さんとビッグマウス」初日舞台挨拶

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関ジャニ∞安田章大を抱きしめたい!?「ばしゃ馬さんとビッグマウス」初日舞台挨拶

『純喫茶磯辺』(08)や『さんかく』(10)など、数々のユーモア溢れる作品を手掛けてきた吉田恵輔監督によるヒューマンコメディ『ばしゃ馬さんとビッグマウス』。公開初日の11月2日には、丸の内TOEIで舞台挨拶が行われ、麻生久美子、安田章大(関ジャニ∞)、岡田義徳、山田真歩らキャスト陣と吉田監督がステージに登壇した。

本作は、吉田監督が自ら脚本を手掛けたオリジナル作品。シナリオライターを目指して様々な脚本コンクールに応募するものの、なかなか芽が出ない女性と、自信過剰で他人の脚本は酷評するが、自分自身は一度も脚本を書いたことがない年下男の交流を、笑いあり、涙ありで描いた人間ドラマになっている。

産後初出演となる本作で、“ばしゃ馬さん”こと主人公・馬渕みち代を演じた麻生は、挨拶と共に「吉田監督とは『純喫茶磯辺』以来のコンビ作なんですけど、ずっと、また一緒にお仕事したい!と思っていたので、声をかけていただいたときはすごく嬉しかったです。今回の馬渕みち代という役は、吉田監督の分身とも言えるキャラクターなので、撮影中は『うまく演じないと』というプレッシャーを感じていました。それが苦しいところでもあったけど、演じていて楽しいキャラクターでした」と、撮影時のエピソードも語ってくれた。

続いて、みち代とユニークな掛け合いを繰り広げる、“ビッグマウス”こと天童義美を演じた安田は、役作りに関して、「自分だけで考えていると、どんどん難しくなってしまうので、とにかく台本を読んで、そこから引き出せる要素はすべて引き出してから撮影に挑みました。後は現場で、麻生さんとの掛け合いのなかから、人物像を作り上げていった、という感じですね。まさに相手が麻生さんだからこそ、ああいうキャラクターになっていったといいますか(笑)。現場では、キャストやスタッフの皆さんに支えてもらいながら、のびのびとやらせていただきました」と話し、会場を沸かせた。

また、舞台挨拶の後半には、吉田監督からキャスト陣に対して、素晴らしい作品を共に作り上げたことと、無事に初日を迎えられた喜びを込めた、感謝状の授与式が開催された。ステージ中央に立った吉田監督は、まずは客席に対し、「最初は、こんな地味な話で本当に面白くなるのかな?と不安だったんです。でも、実力派俳優の皆さんが集まって、見応えのあるお芝居を披露してくれて。それを今日こうして、大勢の皆さんにお披露目できることを、とても嬉しく感じています」と挨拶。

そして、主演の麻生に感謝状を手渡しつつ、「出産後の大変な時期にもかかわらず、現場では毎日笑顔で、皆を盛り上げてくれて。僕も、再びコンビが組めたことを、とても嬉しく思っています。麻生さんあっての”馬渕みち代”というキャラクターなので、本当に感謝しています」と話した。一方、安田に対しては、「実は天童は、僕が若かった頃、本当にむかついた人物がモデルなんです。でもそれを、実に可愛らしいキャラクターとして演じてくれて。今では抱きしめてやりたいくらい好きになりました(笑)」と話し、会場は笑いに包まれた。【田井成樹/Movie Walker】

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