天井からも音が降り注ぐ!TOHOシネマズ ららぽーと船橋で日本初導入のシネマ音響「ドルビーアトモス」を体験
11月22日(金)に装いも新たにオープンするTOHOシネマズ ららぽーと船橋。11月15日に報道向け内覧会が開催され、日本初導入となる革新的なシネマ音響「ドルビーアトモス」が披露された。
ドルビーが提供する「ドルビーアトモス」は、天井に設置されたスピーカーにより、三次元的な音響表現が可能となったシステム。スピーカーごとに自在に音を配置し、移動させることもできるという。TOHOシネマズ代表取締役社長の瀬田一彦氏は、「ドルビーアトモスは、革新的なシネマ音響システム。ハリウッドの製作関係者、監督からも高い評価を得ている」と胸を張る。
またこの日は、アメリカ本国からドルビーラボラトリーズインクのスチュワート・ボーリング氏も駆けつけた。ボーリング氏は「映画を見に行くということは、ストーリーを体験するということ。全て、ストーリーが大事」と口火を切り、「その体験をよりリアルで、より深いもののお手伝いをするのが、ドルビーアトモス」とアピールした。
また、今回のリニューアルでもうひとつ導入されるのが、同社独自規格によるラージスクリーン「TCX(TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN)」。従来のスクリーンサイズから120%アップし、左右の壁から壁まで一面に広がる超巨大サイズとなっている。瀬田社長は「(スクリーンが)大きいだけではなく、館内をダーク系カラーで統一することで光の反射を軽減し、よりクリアな視聴環境を提供する」とコメント。また、「これまでのTOHOシネマズにもTCX化を進捗させていく」と新館だけではなく既存館についても、導入が予定されている。
その後、8分ほどのデモンストレーション上映が開始。『パシフィック・リム』(13)と『ホビット 思いがけない冒険』(12)の一部が上映されたが、天井から降り注ぐ雷鳴、周囲を取り囲むように聞こえてくるヘリコプターの音、重低音の響きなど、その迫力には思わず息をのむほど。もちろんスクリーンサイズからも、映画の臨場感がリアルに、大きなインパクトとして伝わってくる。まるで映画のワンシーンのなかにいるような、刺激的な体験となるはずだ。
最後に瀬田社長は「支配人をはじめ、約60人のスタッフがおもてなしの心で、満足度の高いサービスを提供していく」と心を込めた。TOHOシネマズ ららぽーと船橋では、11月22日(金)~28日(木)まで「TCX」×「ドルビーアトモス」体験会として、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13)と『パシフィック・リム』(13)を特別価格の1000円均一で上映(3Dメガネ代別途)。是非、新たな映画体験に浸ってみては。【取材・文/成田おり枝】