13年ワースト興行成績映画はカンバーバッチの主演作
フォーブス誌が発表した2013年興行成績ワースト映画リストで、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『The Fifth Estate』が1位になった。
同誌は単なる興行収入だけではなく、予算額と比較して最も元が取れなかった作品を興行成績ワースト映画としてリストアップしており、1位になった『The Fifth Estate』の予算は2800万ドル(約28億6千万円)だったが、興行収入は600万ドル(約6億円)に過ぎず、予算の21%しか取り戻せなかった計算になるらしい。同作は、ベネディクト・カンバーバッチがウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジを演じていることで話題になった作品で、ウィキリークスの元スポークスマン、ダニエル・ドムシャイトベルクの著書「ウィクリークスの内幕」を映画化したもの。ジュリアン・アサンジは、「同作を評価しない」と公に発言し、興行的にも失敗するだろうと予言していた。
また、興行成績ワースト2位はシルベスター・スタローン主演のアクション映画『バレット』で、3位はハリソン・フォード主演の『Paranoia』、4位はジェイソン・ステイサムとジェニファー・ロペスが共演したスリラー『PARKER/パーカー』で、5位はマーク・ウォールバーグとラッセル・クロウ主演の政治映画『ブロークン シティ』だった。【UK在住/ブレイディみかこ】
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