西田敏行、本当は釣りをしない!?國村隼との「釣りバカ日誌」ばりの勝負シーンを語る

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西田敏行、本当は釣りをしない!?國村隼との「釣りバカ日誌」ばりの勝負シーンを語る

「釣りバカ日誌」の原作者・やまさき十三が、72歳で映画監督に初挑戦した人情コメディ『あさひるばん』の初日舞台挨拶が、11月29日に新宿ピカデリーで開催。國村隼、板尾創路、山寺宏一、桐谷美玲、斉藤慶子、西田敏行、やまさき監督が登壇。「釣りバカ日誌」で長年、やまさき監督と交流を持ってきた西田は、「監督は本当に真摯で、日本の映画、しかも、正当な楽しいコメディを作ろうとする意欲が現場にあふれていました」と監督を心から称えた。

主演の國村隼は「自分が小学生の時、映画を楽しむことが日常にあった時代を彷彿させる人情コメディ。今回は自分が、その慣れ親しんでいた映画を作る側に回れたことがうれしいです」と挨拶。やまさき監督は、過去に東映東京制作所で助監督として10年間務めた経験の持ち主だが「もう40年も経って、タイムラグもあります。みなさんのおかげでどうにかほっとする、デジタルよりもアナログの良さが出た作品が作れたかなと思います」と安堵の表情を浮かべた。

劇中では、國村と西田が釣りで勝負を繰り広げる名シーンもある。西田は「國村さんは元々、フライという難しいテクニックの釣りを趣味にされていましたが、僕は、ほとんどロケの時しか釣りをしたことがない男。本当にすみません。食べるのは好きなんですが」と苦笑い。さらに西田は「三國さんはロケをしながら『釣りなんかやらなくても魚は食べられるよ』と、平気で言っていました」と、『釣りバカ日誌』のスーさん役の故・三國連太郎についてのエピソードを持ちだして笑いを取った。

最後に、國村、板尾、山寺の“あさひるばん”トリオは、やまさき監督から、“釣りバカ魂”をイメージした大漁旗を授与された。

『あさひるばん』とは、30年前に高校・野球部にいた凸凹トリオ、浅本有也(國村隼)・日留川三郎(板尾創路)・板東欽三(山寺宏一)のニックネームのこと。全く違う人生を歩んでいた3人が、かつてのマドンナ(斉藤慶子)の病気の報せを受けて再会し、ひと騒動を巻き起こす。【取材・文/山崎伸子】

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