お正月に家で映画を観るなら、どれにする？映像配信サービスの戦国時代が到来！

年末年始の休暇中、見たかった映画やドラマをじっくり見たいと考えている人も多いはず。そこで気になるのが、近年盛んになっているネット映像配信サービスだ。店舗に足を運ぶ必要もなく、返却に気を揉むこともない、在庫の心配もなしと利点は多いが、実際これらのサービスはどんな“お得”があるのだろうか？いま話題の代表的な5社のサービスをチェックしてみた。

まず紹介したいのが、ネット通販の最大手Amazonがついに映像配信に参入したことで話題となっている「Amazonインスタント・ビデオ」。レンタルは100円から、購入は1000円からと安価で取り扱っており、タブレット端末Kindle Fire HDなどの対応機を使えば、ドルビーデジタルプラスのサウンドを堪能することができる。音楽配信サービスを一般化させた先駆者アップルの「iTunes」も負けていない。こちらは早くから映画配信もスタートさせ、音楽ダウンロードと同じ手軽さで映画も楽しませることに成功している。レンタルした映画は30日以内に再生をスタートさせればOKとゆったりした期限で視聴可能だ。また、マイクロソフトからは「Xbox Video」が登場。テレビ番組をお得に見ることができるシーズンパスに加え、独自のストリーミング技術によって、ダウンロード時間やハードディスクの容量をいっさい気にすることなく、高画質映像を楽しむことができる。

上記の3社は、基本的に単品ごとにレンタルや購入をするタイプのサービスだが、月額制でいつでも見放題というサービスも見逃せない。業界最大級の配信本数を誇り、映画・ドラマ・アニメにとどまらずバラエティやカラオケまで網羅する「U-NEXT」はこの月額制を導入している。最新作はPPV(ペイパービュー)式でいち早く取り入れるなど、多様なニーズに対応しているのもうれしい。一方、映像配信サービスの“黒船”といわれた米国のロサンゼルスを拠点にする「Hulu」は、国内外映画だけでなく海外のテレビシリーズも豊富で、月額料金980円という最安値をキープ。数あるオンライン配信の中でもシンプルなサービス体系となっている。

新たなサービスが出揃った2013年を振り返ってみると、いよいよ“戦国時代”に突入したといえる映像配信サービス。しかし、前述の各社すべてに共通するのは、パソコン、テレビ、ゲーム機、スマートフォンやタブレットなど多様なデバイスで、シームレスに映像を視聴できるということ。いつでもどこでも映画やドラマを楽しめるようになり、映画ファン、ドラマファンにとっては喜ばしいかぎりだ。

一方、様々な特典つきの映像がダウンロードできるディズニーの新たなデジタルサービス「ディズニーMovieNEX」や、高画質・高音質で映画が楽しめるFOXのデジタル配信サービス｢Digital HD(デジタルHD)｣など、映画会社でも独自サービスの提供を始めており、その選択肢は広がるばかり。自分の好みに合ったサービスを選んで、この年末年始から利用してみてはいかがだろうか。【トライワークス】