NY映画批評家協会賞受賞の監督が、授賞式でヤジを飛ばされるハプニング!
1月6日に開催された第79回ニューヨーク映画批評家協会賞の受賞式で、受賞監督がヤジを飛ばされるハプニングが発生した。
アカデミー賞の前哨戦で、全米で最もきびしいとされるニューヨークのジャーナリストが主催するニューヨーク映画批評家協会は、ニューヨーク・ポスト紙、エル誌、ウォールストリート・ジャーナル紙、ヤフー、indiewireなど38名からなる協会で、今年は『それでも夜は明ける』(3月7日日本公開)のスティーヴ・マックイーン監督が監督賞を受賞した。
ハリー・べラフォンテの感動的な紹介のあと、スティーヴ監督が登壇しスピーチを始めると、メンバーの1人でCityArtsのエディターのアーモンド・ホワイトが会場の後方から、「まったく恥さらしのドアマン、掃除野郎だ。くそくらえ」と叫んだが、スティーヴン監督はなに食わぬ顔で感謝の意を述べていたという。
デイリー・メール紙によれば、罵声を浴びせたとされるアーモンド・ホワイトは、同作について「まるで拷問ポルノだ」と酷評している経緯があるため、スティーヴ監督に罵声を浴びせたものと考えられているが、なにを叫んだかについての答えには言及せずに、「間違った情報や引用で事実が完全に捻じ曲げられ、狼狽している」と、報道を否定しているという。
一方、同協会のチェアマンは同授賞式始まって以来の不祥事に、配給元のフォックス・サーチライトとスティーヴ監督に対して正式に謝罪の意を表明したという。【NY在住/JUNKO】
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