水嶋ヒロ、男泣き!「僕は、地球上で一番幸せ」
枢やなの人気コミックの実写映画化『黒執事』の初日舞台挨拶が、1月18日に新宿ピカデリーで開催。水嶋ヒロ、剛力彩芽、優香、山本美月、大谷健太郎監督が登壇。最初の挨拶で山本が感涙すると、その後のキャスト陣ももらい泣き。水嶋は、全員から感謝の言葉を受けると「今は無理だ」と男泣きしながらも、「とにかくうれしいです」と大喜びした。
『BECK』(10)以来の映画出演となる水嶋ヒロ。水嶋は「携わったスタッフやキャストみんなの思い出に残ってほしいと思って頑張ってきました。今、そういう気持ちを目の当たりにして、胸がいっぱいです。また、この世界にカムバックさせていただいた松橋(真三プロデューサー)さんにいちばん感謝しなきゃいけないと思っています」と充実感あふれる表情を見せた。
笑顔を封印し、男装の令嬢役にトライした剛力は「水嶋さんの復帰作ということもわかっていたし、すごく不安もありましたが、現場で水嶋さんにお会いしたら、楽しむことがすごく大切なんだと感じさせていただきました。人としても勉強させていただきました」と涙声で語ると、水嶋は優しくハグ。
「私は泣きません」と言いながらも、目には光るものがあった優香。「この人のために、頑張りたい、支えたいと思いました。世の中全ての男性が水嶋さんだったら良いのにと言うくらい、尊敬できました」とも。最初から泣き通しだった山本は「泣いてばかりでごめんなさい」と謝りながら、「プレッシャーが大きかったけど、水嶋さんが不安な気持ちを取り除いてくれました。黒執事の父親のような存在だと思いました」とコメント。
大谷監督も「彼はスクリーンのど真ん中で輝いていなければいけない人」と水嶋を心から称え、「また彼と仕事がしたい。それは『黒執事』の続編でありたいです」と、続編への意欲も口にした。水嶋は全員の言葉を受け、「いま、自分が地球上で一番幸せな人だと思ってしまうくらい、頭の中が幸福な色でいっぱいです」と感無量。全員の熱い思いが伝わってきた舞台挨拶だった。【取材・文/山崎伸子】