生田斗真が「童貞です!」と高らかに挨拶。仲里依紗はお色気たっぷりの役柄に「恥ずかしい」
高橋のぼるの人気漫画を生田斗真主演で映画化する『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』(2月15日公開)。完成披露ジャパンプレミアが1月20日にTOKYO DOME CITY HALLで開催され、生田をはじめ、堤真一、仲里依紗、山田孝之、上地雄輔、吹越満、皆川猿時、大杉漣、岩城滉一、三池崇史監督が登壇。金髪で童貞という、これまでのイメージとはかけ離れた役柄にチャレンジした生田が「金髪、童貞です!」と挨拶すると、会場からも「キャー!」と大歓声。「難しいことを考えずに頭をからっぽにして、楽しんでください」とアピールした。
落ちこぼれの警察官・菊川玲二が潜入捜査官“モグラ”として犯罪組織に潜り込み、ターゲットを挙げるために悪戦苦闘していく姿をコミカルかつスリリングに描く本作。三池組に初参加となった生田は「真冬に、全裸で車のボンネットにくくりつけられたり、とんでもない仕打ちにあった」と告白。そのまま、ガソリンスタンドの洗車機に入れられるという衝撃のシーンもあるそうで、「過酷な状況がたくさんあった。洗車機に入るのは、こういう役ではないと経験できないので、良い機会だった」と三池組で、強烈な洗礼を受けたようだ。
また、エンディングでは、生田が歌声も披露しているという。生田は「『土唄音頭』を歌っています。レコーディングもちゃんとやらせてもらった。三池ディレクターのもと、『サブちゃんの若き頃の役がやってきたと思って歌ってください』など、細かい指示があった」というから、エンディングにも注目だ。
キュートなお色気がまぶしいヒロイン・純奈役を演じるのが、仲だ。昨年10月に第1子となる男児を出産後、初めて公の場に登場したこの日。仲は「原作を読んですごい役だったので、緊張しました」と、お色気たっぷりの役に身構えていたそう。セクシーな写真を主人公に送りつけるというシーンについては、「むずがゆかった。自分では恥ずかしくて見られない」と照れ笑いを見せていた。
さらに山田は「週に1回はブリーチをして、金髪にした。最終的には、ごっそり髪が抜けた」、上地も「毎日6、7時間かけて全身タトゥーのメイクをした。撮影が始まる前に、三池さんが『あまちゃん』くらいアットホームな役だよと言っていたのに。原作を読んで、『じぇじぇじぇ!』って言いました」と、破天荒な役柄を述懐。個性あふれるキャストがそろい、終始、会場を笑いに包んでいた。【取材・文/成田おり枝】