ジャスティン・ビーバー、バッドボーイのイメージ作りはビジネス戦略?
素行不良が続き、ついに逮捕されてしまったジャスティン・ビーバーだが、ベテランR&Bシンガーのブライアン・マックナイトは、彼はキャリアのためにバッドボーイのイメージ作りをしているのだと分析する。
過去16回グラミー賞にノミネートされ、マライア・キャリーやジャスティン・ティンバーレイクといったアーティストたちと共演してきたブライアンには、ジャスティンの行動はメディアの注目を集めて新譜を売るためのプロモーション戦略にしか見えないという。
「ジャスティンやマイリー・サイラスが頻繁に話題にのぼっているのは、彼らはすべてわかって行動しているからさ。現代のような時代には、『まずい宣伝』というものは存在しない。ジャスティンが過去数週間やっていることを見ると、もうすぐ絶対に新アルバムが発表されるはずだよ。鳴り物入りで新譜を発売するようなものさ。それが逮捕されることであれ、卵を投げることであれ、彼はなんだってするだろう。マイリーだってそれで成功しているじゃないか。人々は彼女のことばかり話しているんだから」とブライアンは語ったとContactmusic.comは伝えている。
しかし、バッドボーイのイメージはそう長くは続けられないだろうとブライアンは予想する。「結局、そういう詐欺っぽいやり方でも、彼にはそれを支える才能があるからいい戦略だろうと思うよ。ワン・ダイレクションを除けば向かうところ敵なしじゃないか。でも問題は『で、君は次はなにをするんだい?』ということさ。自分で自分を超えようとすれば、そしてそれが音楽以外の話題づくりだとすれば、30歳になった時にはなにをするんだ。『そのころには大金持ちになって、もうどうでもよくなっている』と本人は言うかもしれないがね」と話している。【UK在住/ブレイディみかこ】